新聞記事

消費税減税政権だ

これはすごい、と素直に思う。 歴史的な合意だ。 www.jiji.com 衆院選後に立民中心の政権が樹立された場合の共産との関わり方について、枝野氏は「消費税減税」や「安全保障法制の違憲部分の廃止」など、民間団体「市民連合」と合意した政策の実現に限定した…

英語の授業が変わった?

日経新聞2021年9月28日付の「受験考」の欄に「ついていけず悩む生徒」という題名で次のような記事があった。 中学の英語についていけなくなった中2のA子が塾で中1段階の文法の基礎から丁寧にやり直してどうにか持ち直してきた矢先、中3になって再び状況…

党内の自由な議論を根拠に処分されるべきではない

立憲民主党の本多平直議員の問題。 https://digital.asahi.com/articles/ASP7F3JHWP7FUTFK008.html 本多氏は5月、刑法で性行為が一律禁止される年齢(性交同意年齢)を現行の「13歳未満」から引き上げることを議論する党の「性犯罪刑法改正に関するワーキン…

街づくりの失敗が死傷者を生む可能性

千葉県で酒に酔ったと疑われる運転のトラックが子どもの列につっこんで、死傷者が出たこの事件で、次のようなニュースが出た。 news.yahoo.co.jp この6日付の千葉日報の記事にはこうある。 八街市は、全域が都市計画法による区域区分がされていない、いわゆ…

「推古さんは男性の中継ぎではない」記事を読む

「しんぶん赤旗」日曜版7月4日号の義江明子(帝京大名誉教授、古代史)への取材記事を読む。“推古は男性天皇の中つぎで、蘇我馬子と聖徳太子が主に政治を担った。”というイメージを、「女性が徹底して排除された明治時代」をはじめとする「近代以降の偏見」…

「交通事故負傷者は実際には減ってない」問題が国会で質問

交通事故負傷者は実際には減ってないのではないか、という「しんぶん赤旗」の記事を読んでその感想を書いた。*1 kamiyakenkyujo.hatenablog.com その後、共産党の塩川鉄也衆院議員がこの問題を国会で取り上げて質問した(6月4日、衆院内閣委員会)。今日の「…

交通事故は本当は減っていない?

2021年5月17日付「しんぶん赤旗」には、青野渉弁護士が4月17日に行った講演「交通犯罪の裁判の現状と問題点」の要旨が紹介されている。 その中で、警察が人身事故を人身事故として扱わないために、統計上、倍ほどの差が出ているという驚くべき話が載っている…

斎藤幸平のSDGs論を西日本新聞の対談で読む

16日付の西日本新聞で斎藤幸平が江守正多(国立環境研究所・地球システム領域副領域長)と対談していた。 斎藤幸平は、『人新世の資本論』の冒頭で SDGsはアリバイ作りのようなものであり、目下の危機から目を背けさせる効果しかない。 とはっきり述べ、 SDG…

結びつけられない

玉虫で装飾された馬具が福岡県内(古賀市)の古墳の出土品から確認されたという記事を読んだ。 www.nishinippon.co.jp 「玉虫装飾」という見出しに何の感興ももよおさずに、ぼーっとした頭で記事を読み始めた。「国内で玉虫装飾の馬具が確認されたのは初めて…

救援新聞インタビュー「検察は、何故有罪に固執するのか」

国民救援会の機関紙「救援新聞」2020年11月5日号で、「検察は、何故有罪に固執するのか」として、検事の経験のある市川寛(弁護士)が、笹倉香奈(甲南大学法学部教授)のインタビューに答え、その一部が紹介されている。 大変興味深く読んだ。 わからない人…

やきそばかおるの「ラジオの歩き方」や沙村広明『波よ聞いてくれ』など

「しんぶん赤旗」に、やきそばかおるの「ラジオの歩き方」が連載されている。21日付でその「第28歩」が掲載された。9月に来襲した台風10号で、風変わりな宮崎放送における台風情報報道を紹介していた。 ぼくはこの宮崎放送のラジオを聴いていないので、やき…

自公政権の高支持率は野党が連立政権としての協議に入らないからではないか

安倍前首相の考えるレガシーは経済 20日付の読売に安倍前首相のインタビューが載った。 www.yomiuri.co.jp そこで彼は自分の政権のレガシーはなんだと思うか聞かれ、こう述べている。 後世に「安倍政権の時は良かった」と生活実感として言ってもらえれば、一…

「しんぶん赤旗」日曜版で「未来少年コナン」について書きました

「しんぶん赤旗」日曜版(8月9・16日合併号)で「未来少年コナン」デジタルリマスター版について1000字ほどで書いています。 1000字、というのは一定分量を与えられていることになりますが、このアニメについて、あるいは宮崎駿について新しいことを述べつつ…

「ペストで農業労働者の賃金が高騰した」っていうけど農奴なの? 労働者なの?

「パンデミックは世界を変えるきっかけになる」という命題があって、ペストが中世を大きく変えた話は、いろんな人がしているよね。 ペストがヨーロッパ社会に与えた影響は、少なくとも三つあった。第一に、労働力の急激な減少が賃金の上昇をもたらした。農民…

「ラディカルであるとは、ものごとを根本からつかむことである」(マルクス)について

ある左翼組織の会議に出ていたら、報告者がマルクスの有名な章句を引用していた。報告が文書になっており、引用は次の通り。 物質的な力は物質的な力によってたおされなければならない。しかし理論もそれが大衆をつかむやいなや物質的な力となる。理論が大衆…

学校再開で親はどうすべきか 横湯園子インタビューを読む

「しんぶん赤旗」日曜版(2020年6月28日号)に、臨床心理士の横湯園子・中央大学元教授のインタビューが載っていた(「学校再開で子どもは 保護者はどうする」)。 コロナでの長い休みを経て不安定な娘(中1)の現状とぼくら親の対応をまさに言い当てている…

異議は自分にとってどうしても必要なことだし、社会をよくすることでもある

つれあいがにわかに近所に売りに出された中古の家を見に行きたいと言い出してびっくりした。今ぼくらは賃貸のマンションに住んでいるのだが、仮に戸建てや分譲マンションを買うにしても、それは定年間際でゆっくりと研究してからくらいに思っていたので。 数…

活字で国会パブリックビューイング——コロナ問題での志位質問を読む

活字で「国会パブリックビューイング」をやるっていうのは大変なんでしょうかね。 この記事でも少し書きましたけど。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com 映像は利点も多いけど、デメリットとしてはやっぱり「速い」ってこと。 考える時間もなく過ぎていってしま…

拙著『マンガの「超」リアリズム』が大東文化大学の一般入試に

拙著『マンガの「超」リアリズム』(花伝社)の『この世界の片隅に』評が大東文化大学の2019年度一般入試「国語」の問題文として出題されました。私の町内会系新書はこれまでも入試・模試などに使われたことがありましたが、マンガ評からは初めてです。 http…

PTA問題に市長はどこまで首をつっこめるか

兵庫の川西市長がPTA改革のための議論の検討会を設けるという記事を読んだ。 www.asahi.com 市長選の公約だというのでみてみると、はあはあなるほど、確かに「【2019年度に】保護者の負担軽減に向け『PTAのあり方検討会』を設置します」とあるね。 koshida.n…

共助が限界、そして負担の軽い自治会という問題

「しんぶん赤旗日曜版」(3月3日号)で東日本大震災の災害公営住宅におけるコミュニティ特集。 見開きの特集なのだが、随所に町内会(自治会)の負担問題と共助の限界が書かれている。 高齢者見守り 共助では限界 …しかし、見守りを強めようにも、活動の担い…

『NANA』は「多様性ある家族像を根底から否定する前近代的な家族観」か?

「しんぶん赤旗」で中川裕美が「少女マンガとジェンダー」という連載をしている。毎回楽しみにしている。 2月15日付は、第7回。ゼロ年代のマンガとして矢沢あい『NANA』が取り上げられている。 すでにツイッターで簡単な感想を書いた。 赤旗15日付、中川裕…

西日本新聞の「随筆喫茶」にエッセイが載りました

2019年1月13日付の西日本新聞の「随筆喫茶」というコーナーに「幻の生物」と題してぼくのエッセイが載りました。 カブトエビについて書いています。 そこで紹介しなかったカブトエビの生存戦略の一つは、干上がってしまう水たまりこそがカブトエビの生息場所…

アパートの家賃値上げに応じないと立ち退きか

アパートの家賃値上げに応じないと立ち退きか――こういうタイトルの電話相談と回答が今日(2018年10月10日)付の「しんぶん赤旗」に出ていた。 前、この話は聞いたことがある気がする。 だけど、忘れていた。 実は、今借りている家の老朽部分をまとめて改善を…

儀式について

卒業式とか入学式とかの意義を少しも疑ったことはなかったぼくは、高校時代に、ある高校教師(樋渡直哉)が書いた次の文章に触れて衝撃を受けた。 私はお祭りは好きだが式は嫌いだ。祭りが日常と非日常という絶対的矛盾の自己同一化現象であるとすれば、式は…

「給料前借り特区」は貧困ビジネスを生み出さないか

福岡市の高島市長のもとですすめられている「給料前借り特区」。まだ提案の段階らしいが。 毎日新聞の記事にこうある。 労働者には日ごとに働いた分の賃金額がスマホに通知され、店頭でスマホ決済することでその金額内で買い物などができ、店の口座には雇用…

岩竹美加子『PTAという国家装置』

こんなに傲慢な任意団体があるだろうか? 最近、PTA問題を特集した読売新聞の記事「PTAは必要ですか」(2017年6月1日付)を読んだ。 3人の識者がコメントしているが、日本PTA全国協議会・専務理事の高尾展明のそれをしみじみ読む。 交通事故や犯罪の発生な…

斉藤利彦『明仁天皇と平和主義』

天皇明仁の問題意識 天皇の生前退位が話題である。 天皇が訪問できなくても、「調子悪い」って言って寝ておけばいいんじゃないの? 無理していく必要あんの? と思っている人も多かろう。(まあ、それでもいいと言えばいいのであるが。) そのあたり、天皇明…

避難指示が出ているのに誰も逃げない問題

朝日新聞デジタルで町内会・自治会特集が始まっている。 町内会について意見を集約しており、すべて読める。 すべて読んだ(9月20日時点)。 いろんな意見があるわけだが、大雑把にいって、(1)町内会は必要であるという意見、(2)強制され、負担を背負…

マンガを読んで仕事知ろうランキング

昨年末、12月28日付の日経プラス1で「マンガを読んで仕事知ろう」特集。仕事がわかるマンガが専門家や書店員によって10冊選ばれ、ランク付されていた。勝手にコメントをつけてみる。 10位は武富健治『鈴木先生』(双葉社)。 教師の仕事の実態では…