2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

レベッカ・ソルニット『説教したがる男たち』

Zoom読書会でレベッカ・ソルニット『説教したがる男たち』を読んだ。 説教したがる男たち 作者:レベッカ・ソルニット,ハーン小路恭子 発売日: 2018/11/15 メディア: Kindle版 女性を何も知らない無知な存在と見下して説教したがる男性仕草を「マンスプレイニ…

渡辺ペコ『1122』7

渡辺ペコ『1122』が終わった。 1122(7) (モーニングコミックス) 作者:渡辺ペコ 発売日: 2020/07/20 メディア: Kindle版 続きを心待ちにしていた作品の一つであった。 本作は、子どもを持たず、セックスレスになった夫婦を描いている。夫は妻公認の不…

鍋倉夫『リボーンの棋士』

『リボーンの棋士』は奨励会の年齢期限に間に合わず退会になった主人公が再びプロを目指す物語である。 リボーンの棋士(1) (ビッグコミックス) 作者:鍋倉夫 発売日: 2018/10/05 メディア: Kindle版 「九州漫画読み会ONLINE」で取り上げられた作品だったけ…

「ラディカルであるとは、ものごとを根本からつかむことである」(マルクス)について

ある左翼組織の会議に出ていたら、報告者がマルクスの有名な章句を引用していた。報告が文書になっており、引用は次の通り。 物質的な力は物質的な力によってたおされなければならない。しかし理論もそれが大衆をつかむやいなや物質的な力となる。理論が大衆…

ふせでぃ『明日、世界が滅びるかもなので、本日は帰りません。』

(以下、ネタバレがあります) 明日、世界が滅びるかもなので、本日は帰りません。 (文春e-book) 作者:ふせでぃ 発売日: 2020/07/08 メディア: Kindle版 派遣で働く28歳のアキの物語。 彼女は自分なりの幸せをつかめないまま、労働においては派遣、生活にお…

宮部サチ『友達100人切れるかな』1

ぼくはこれまでの人生の中で絶交した「友人」が2人ほどいる。 そのうちの1人は会うたびにぼくを激しくいらだたせたり、挑発するようなことを言ってくる人で、会った後あまりに悔しくて独りで号泣したこともある。 つれあいにそのことを話したら、せんべい…

「首都圏青年ユニオンニュースレター」230号を読む

「首都圏青年ユニオンニュースレター」230号(2020年6月28日付)を読む。 すべてのページが勉強になった。 特集「コロナを生き抜く ユニオンの闘い」 7ページまでがコロナ禍における争議当事者のインタビュー。特集「コロナを生き抜く ユニオンの闘い」であ…