2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

和田文夫・大西美穂『たのしい編集』

編集・DTP・校正・装幀についてのエッセイ。出版や書籍の将来についても書いている。 たのしい編集 本づくりの基礎技術─編集、DTP、校正、装幀 作者: 和田文夫,大西美穂 出版社/メーカー: ガイア・オペレーションズ 発売日: 2014/01/14 メディア: 単行本(ソ…

石原俊『硫黄島 国策に翻弄された130年』

ぼくが選挙に出た際に自分の戸籍を眺めていたら自分の出生場所に違和感(というほど大げさなものではなく「あれ?」程度のものだが)があったので、親に尋ねたら、高須克弥が現理事長を務める病院で自分が生まれたことを知った。 その高須克弥であるが、ぼく…

たみふる『付き合ってあげてもいいかな』1

大学の軽音サークルに入った「みわ」と「冴子」という女性2人がつきあう話である。 付き合ってあげてもいいかな(1) (裏サンデー女子部) 作者: たみふる 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2019/01/11 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 同性…

増本康平『老いと記憶 加齢で得るもの、失うもの』

ぼくのような一般人には「歳をとる→記憶が衰える→物忘れが激しくなる→頭を使わなくなる→認知症になる」というような図式と不安がある。 それにこうするために脳トレだ、という風潮もある。 本書はそのような図式に対する批判であり、一般人への啓蒙だといっ…

鈴木良雄『フルーツ宅配便』

デリヘルを描いたマンガである。 と書けば、デリヘルの「サービス」をしているシーンがあるマンガだろう、つまりポルノだろうと誰もが想像する。 しかし、このマンガには性的なシーンは一切登場しない。 せいぜい「事後」にピロウトークをしているシーンがあ…

西日本新聞の「随筆喫茶」にエッセイが載りました

2019年1月13日付の西日本新聞の「随筆喫茶」というコーナーに「幻の生物」と題してぼくのエッセイが載りました。 カブトエビについて書いています。 そこで紹介しなかったカブトエビの生存戦略の一つは、干上がってしまう水たまりこそがカブトエビの生息場所…

北村雄一『生きた化石 摩訶ふしぎ図鑑』

生物がずっと姿を変えないとはどういうことかを考えていて、この本を読む。 生きた化石 摩訶ふしぎ図鑑 (「生きもの摩訶ふしぎ図鑑」シリーズ) 作者: 北村雄一 出版社/メーカー: 保育社 発売日: 2017/06/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「…

山口つばさ『ブルーピリオド』

『このマンガがすごい!2019』で2018年(2017年9月〜2018年9月)のマンガのベスト5を回答した(オンナ編)。 「オンナ編」しか選んでいないので、では「オトコ編」でトップを選ぶとしたらどうなるか。(実は1つだけアンケート回答しているのだが、それは…

コミケでの中核派参加問題、「韓国人・中国人お断り」張り紙問題

コミケでの中核派参加問題、「韓国人・中国人お断り」張り紙問題について思うことを書いてみる。*1 togetter.com togetter.com コミケは自主的な団体である。そういう団体がどのような結社方針を持とうがそれは結社の自由である。だから、「中核派お断り」と…