子育て

テスト前のわが子にイラつく

高校生のわが子は、もうすぐ期末試験である。 1学期はちょっとがんばっていたが、2学期の中間は全然勉強せず、テストの結果も順位も落ちていた。物理学(「物理基礎」)の出来が悪かった。 「俺の高校時代とおんなじだなあ」と思った。 もうね。斜面に止ま…

(一部訂正)石井拓児「子育て・若者支援と高学費・奨学金を変える」

(日本共産党の政策について今年6月に発表された政策を加え、訂正しました。ご指摘ありがとうございます) 「前衛」2023年8月号の特集「『異次元の少子化対策』を問う」、石井拓児(名古屋大学教授)インタビュー「子育て・若者支援と高学費・奨学金を変える…

娘からもらった『私たちが拓く日本の未来』を読む

高校生になった娘からいきなり総務省・文部科学省発行の『私たちが拓く日本の未来 有権者として求められる力を身に付けるために』という副教材をもらった。教師から「親に渡すように言われた」というのである。 https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/new…

高校のPTAの加入の2条件を提示して交渉した結果はどうだったか

(この記事は、はてなブログ×codoc連携サービスのプロモーションのため、はてなからの依頼を受けて投稿しています。) 娘が公立高校に入学し、そこにあるPTAの総会で、ぼくは発言し、2つの条件を示して、もしそれに応じてくれるのであれば参加しますよ、と…

PTAに入って活動したいと思える2条件を総会で述べた

娘が通うことになった公立高校のPTAに、現在ぼくは加入していない。 にもかかわらず、PTA総会に出かけ、「加入していないですが、1年生の保護者です。参加してもよろしいですか」と受付で声をかけて参加した。 今年度の事業計画案の審議に入ったので挙手を…

事実婚と高校無償化

娘が進路を決めたタイミングで、同じように公立高校に子どもを通わせることになった知り合いAさんの相談に乗る。 相談とは「自分の家庭は高校無償化の制度の適用を受けるか?」ということである。 公立高校については授業料相当のお金(高等学校等就学支援金…

「隠れ教育費」を3つの部分に分けてその解消を考える

前の記事を書いたことがきっかけとなり、2023年4月5日に「公立小中高の〝隠れ教育費〟を考える」というテーマで「ABEMA Prime」にオンラインで出演した。 www.youtube.com ぼくとして話したことの振り返りはツイッターで行った。 #アベプラ 「隠れ教育費」問…

公立高校でこんなにお金がかかるのはおかしくないか

娘が入学する高校の説明会に行った。 お金を用意しろと言われて「けっこうかかるもんだな」と当惑した。 もちろん、それらは事前情報をしっかり読みこんでいれば、身構えることができたものだろうけど。 まず3月末までに8万9000円振り込めと言われた。 入学…

娘が中学校を卒業し、新しい進路に向かうけども

娘が中学校を卒業し、新しい進路に向かう。 中1が終わったときに次のような記事を書いたが、そこからここまでこられたこと自体が奇跡のようだ。2022年の1年間で自殺をした小中高生は512人と過去最悪になったという。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com それに…

学校における「国葬」半旗の掲揚と「表現の自由」

前にも書いたとおり、ぼくは自分の娘が通う中学校と、市教育委員会に対して安倍元首相の「国葬」にあたって半旗の掲揚など弔意の事実上の強制をしないように請願を出した。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com そうして「国葬」の日は、半旗の掲揚をはじめ、弔意…

故安倍晋三氏への弔意表明に関する請願

次のような請願を教育長と自分の子どもが通う中学校の校長宛に出した。 そこに書いたように内心の自由・表現の自由にかかわる問題であるからだ。 〇〇市教育長 〇〇殿 〇〇市立〇〇中学校校長〇〇殿 故安倍晋三氏への弔意表明に関する請願 2022年7月○日 〇〇…

今年度の中学英語が大変になっている可能性はないのか

中2の娘の定期テストの結果を見る。 英語の最下位クラス(0〜29点/100点満点)にかなりの人数がたまっている。他の教科と比べても段違いだ。1学期・2学期・3学期とこの傾向は変わらない。 グラフにしてみた。 この学校だけ、英語の授業が悪いのだろうか…

英語の授業が変わった?

日経新聞2021年9月28日付の「受験考」の欄に「ついていけず悩む生徒」という題名で次のような記事があった。 中学の英語についていけなくなった中2のA子が塾で中1段階の文法の基礎から丁寧にやり直してどうにか持ち直してきた矢先、中3になって再び状況…

「千島列島」はどこまでを指すのか

中学生である娘の夏休みの宿題を見ていて、社会(地理)では、やはり領土問題が出てくるんだなと改めて読む。 しかしそこでは「千島列島」は択捉よりも北の部分を指していた。 帝国書院『中学生の地理』p.126 百科事典(『日本大百科全書』)では千島列島は…

「ブラック校則」の「合理的理由」をしつこく問い詰める

福岡市の中学校の人権侵害の校則、いわゆる「ブラック校則」が話題になっている。 news.livedoor.com 「学校まかせ」では人権侵害がいつまでも解決しない ぼくは市内の中学校に娘を通わせる一人の親として強い関心を持ってきた。 ぼくがずっと感じている不満…

佐久間薫『カバーいらないですよね』

中1の娘がどんな大人になるのか知らない。どうせ子どもの「65%は、大学卒業時、今は存在していない職に就く」んだから、あれこれ悩んでもしょうがない。 佐久間薫『カバーいらないですよね』は書店で働く主人公の「書店員あるある」を描いたコミックだ。 …

生き残った

コロナで始まった娘の中学校生活はなんとか1年目を終えようとしている。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com 2学期の終わりに三者面談があり、行った。 担任は「娘さんは遅刻が多いのでなんとかこれを直さないとですね」と言っていた。 遅刻…? 遅刻がどうだと…

スポーツの本質的暴力性とどうつきあうか

リモート読書会は、川谷茂樹『スポーツ倫理学講義』を取り上げた。 この本についてはすでに2005年に書評を書いている。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com 例えば写真は、今年11月28日付の西日本新聞夕刊の記事であるが、柔道の1984年五輪における山下・ラシュ…

「ぼくは娘の保護者になれない」

「ぼくは娘の保護者になれない」というエッセイを日本コリア協会・福岡の「日本とコリア」誌第243号(2021年1月1日号)に寄稿しました。「これでいいのかニッポン!」というリレー連載のコーナーです。 夫婦同姓の強制によって、事実婚ではどのような不利が…

大きな枠組みに目を向けさせないようにする

なぜ「自分のできること」の範囲に限定するのか 娘(中1)が「環境新聞」というのを学校の宿題で作っていて、横から眺めていた。 温暖化について書いている。 「結論は自分ができることを書かないといけないんだ」と言って、ムダな電気を消すとかそういうこ…

『こわい顔じゃ伝わらないわよ』『二月の勝者』

「勉強が全然楽しくない」と泣く 田舎の中学校とはいえ、自分が「優等生」であったものだから、自分の物差しで子どもを測ってしまう。定期考査で平均点とか取ってくると、正直がっかりする。しかも全教科そんな具合だからなおさらがっかりする。点数亡者めと…

「社会を明るくする運動」の宿題作文のこと

中1の娘の短い夏休みの宿題の一つが「社会を明るくする運動」作文である。学校が配布した課題一覧表には「1年生は全員取り組むこと。2・3年生は自由」とされている。選択課題でなく必須なのである。 「社会を明るくする運動」の概要がプリントに書いてあ…

学校再開で親はどうすべきか 横湯園子インタビューを読む

「しんぶん赤旗」日曜版(2020年6月28日号)に、臨床心理士の横湯園子・中央大学元教授のインタビューが載っていた(「学校再開で子どもは 保護者はどうする」)。 コロナでの長い休みを経て不安定な娘(中1)の現状とぼくら親の対応をまさに言い当てている…

「学校に行きたくない」から考える

中学校に入った娘が「学校に行きたくない」と行って泣いて休んだ、というぼくのツイートが(ぼくにしては)バズっていた。 今朝も娘が中学校に行きたくないと言いだし、大泣きしていた。夫婦でいろいろ娘と話をしたけど、結局今日は休むことにした。理由のよ…

コロナ禍の下での届くプリントが嫌いでクリスタが好きな娘

新型コロナの感染拡大による学校の臨時休校はまもなく終わる。 中学に入ったのだが一度も学校に行っていない娘は、1日1回「散歩」または「サイクリング」をする以外、ずっと家にいて、ずっとPCの前にいた。ラインと、クリスタ*1と、にじさんじと、ツイッタ…

「コナン」と70年代的な教育・文化運動の子ども観

「未来少年コナン」の第3回目を見る。 未来少年コナン Blu-rayボックス 発売日: 2013/07/26 メディア: Blu-ray コナンがジムシーと出会う回で、「はじめての仲間」というタイトルが付いている。 自然の中にいる子ども。自然と触れ合う子ども。 見知らぬ相手…

日Pの「9月入学慎重」要望書を考える

大塚玲子のこの記事。 「9月入学にPTAが慎重検討要望」は誰の要望? 保護者全体を見渡したものなのか(大塚玲子) - Y!ニュース https://t.co/vMJlqpcBfV — 大塚玲子@新刊『ルポ 定形外家族 ~わたしの家は「ふつう」じゃない』 (@ohjimsho) 2020年5月2日 「…

「風呂なし3万円」は「最高の育て方」か

この記事、はてなブックマークでは評判が悪いな。肯定的にコメントしている人も少なくないけど。 president.jp 要は、“特段の援助もせずに実家から放り出してみろ”というススメであり、そうすれば自活能力がつくし、条件を改善していく体験を得られるし、大…

子育てにおける人生最後の瞬間

小学6年生の女の子が誘拐され、命に別状なく戻ってきたときに母親が彼女を抱きしめたというニュースを聞く。 府警によると、母親は女児を抱きしめて号泣していたという。 https://www.asahi.com/articles/ASMCS36B7MCSPTIL001.html 小6の娘を持つ身として…

『国語 六 創造』『武器になる知的教養 西洋美術鑑賞』

前回、小6の娘の国語の教科書の話を記事にしたんだが、続きである。 高畑勲「『鳥獣戯画』を読む」の後には、「この絵、私はこう見る」という節がある。今娘はここをやっている。 「『鳥獣戯画』を読む」では、筆者は、さまざまな表現を用いて、私たちに『…