雑誌記事

「やってる」感だけの空手形

…っていうタイトルのエッセイを「日本とコリア」第252号(2021年10月1日号、日本コリア協会・福岡発行)に掲載していただきました(「これでいいのかニッポン!」というコーナーです)。 日本政府は2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロを打ち出しています…

加藤聖文「日本にとって満洲支配とは何だったのか」

「前衛」2021年10月号に載った加藤聖文へのインタビュー「日本にとって満洲*1支配とは何だったのか」が実に分かりやすかった。 前衛 2021年 10 月号 [雑誌] 日本共産党中央委員会 Amazon ぼくは、満洲に日本から次々移民が送り出されたことは知っていたが、…

「福岡民報」で「マンガから見えるジェンダー」を連載

「福岡民報」2021年5月号(No.1710)に「マンガから見えるジェンダー」という(たしか)3回連載の第1回目が載りました。 「福岡民報」って福岡県で最も配布されている媒体=号外チラシと思われているかもしれませんが(笑)、ちゃんと定期刊行されているん…

「地域と人権」誌2021年4月号で紹介されていた『かわた村は大騒ぎ』が読みたい

「地域と人権」誌2021年4月号(No.444)をめくっていて、冒頭の丹波正史(全国地域人権運動総連合代表委員)「全国水平社創立百周年 部落解放運動100年の歴史 第3回」にあった『かわた村は大騒ぎ』という聞き書きの部落史の紹介に興味をもった。 ここで紹…

中野晃一「意思決定の場に女性をどう増やすか」

「前衛」2021年4月号に掲載された特集「森喜朗氏の女性差別発言が示すものは何か」のうち、中野晃一「意思決定の場に女性をどう増やすか」に興味をひかれた。 前衛 2021年 04 月号 [雑誌] 発売日: 2021/03/08 メディア: 雑誌 特集名で大体どういう話題かはお…

藤森毅「少人数学級の根拠の在り処」

福岡市の高島宗一郎市長が、11月末の時点で福岡市をGoToトラベル事業から対象除外すべきかどうかを問われて、その必要はないと答えた。その後そのことを議会で問われ、次のように答弁している(2020年12月10日)。 11月末時点において他都市で第3波と言われ…

「障害」と「障がい」

福岡県自治体問題研究所のメルマガである「福岡みやしたメールじょうほう」を読んでいたら、出し抜けに「紙屋高雪氏が近著で議論しているように…」とぼくの名前が出てきたのでびっくりした。 これは同研究所事務局長の宮下和裕の一文の表現をめぐっておきた…

文学は国語にとってどう役立つのか

議論になっているこれだが。 ozean-schloss.hatenadiary.org 本論の前に一つ。 そもそもこのブログが批判している元記事「『本が読めない人』を育てる日本、2022年度から始まる衝撃の国語教育」は一体誰が書いた記事なのか? diamond.jp 署名が「榎本博明」…

「首都圏青年ユニオンニュースレター」230号を読む

「首都圏青年ユニオンニュースレター」230号(2020年6月28日付)を読む。 すべてのページが勉強になった。 特集「コロナを生き抜く ユニオンの闘い」 7ページまでがコロナ禍における争議当事者のインタビュー。特集「コロナを生き抜く ユニオンの闘い」であ…

コロナ禍の下での届くプリントが嫌いでクリスタが好きな娘

新型コロナの感染拡大による学校の臨時休校はまもなく終わる。 中学に入ったのだが一度も学校に行っていない娘は、1日1回「散歩」または「サイクリング」をする以外、ずっと家にいて、ずっとPCの前にいた。ラインと、クリスタ*1と、にじさんじと、ツイッタ…

『映像研には手を出すな!』について「EX大衆」で書きました

雑誌「EX大衆」2020年5月号で『映像研には手を出すな!』について「本作が『部活モノ、女子高生モノ』である必然」について書いています。 この号で『映像研には手を出すな!』について「本作が『部活モノ、女子高生モノ』である必然」について書いています…

蓑輪明子「保育士の処遇の現状をどう変えていくのか――愛知保育労働実態調査を手がかりに」

統一地方選挙が始まっている。 当然そこに「保育園に入れない子どもをなくす」という公約も入ってくるだろうけど、肝心の保育士がいないという問題に多くの自治体が直面している。 「保育士は確保されている」というトンデモ認識の福岡市 すでにいろんな街で…

「首都圏青年ユニオンニュースレター」で読む港湾労働者のストライキ

『花と龍』に出てくる港湾労働者 選挙に出た時、ある推薦者の方がメールで自分の親の出身が福岡(若松)だと知らせてくれ、その中で火野葦平の小説『花と龍』を紹介していた。 花と龍〈上〉 (岩波現代文庫) 作者: 火野葦平 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日…

渡辺雅之「日本教科書の危なさが突出し、全体が巧妙化する」ほか

共産党の理論誌「前衛」2018年7月号は、中学校の道徳教科書の特集だった。夏には各自治体で採択がされる。 3本の論文が載っていてどれも面白かった。 日本教科書の道徳教科書を批判するという論点が3本とも共通している(ところで「日本教科書」って教科書…

神田英雄「幼児期の文字と数」

5歳の娘を通わせている保育園では、英語とかはもちろん、「あいうえお」などは教えていない。しかし、生活発表会でしりとりをしたりする。このあたりのところをどう考えたらいいのか、よくわからなかった。 この保育園に来ている父母のかなりの部分は、早期…

子どもを1人で遊ばせるのは何歳からか AERA11.2.21感想

ちきりんを批判する 電車を待つために駅の本屋に寄って「AERA」2011.2.21を読んだのだが、けっこう読み出があった。 もともとは「連合赤軍」事件の中心人物で、先頃死んだ永田洋子の「ラブレター」にまつわる話が面白そうなので手にとった。結局、離婚をした…

東浩紀×茂木健一郎「分数も年号も覚える必要ありません」

本がない大学生活というものに驚かざるをえないのだが、そこに異論を差し挟む者もいよう。「写真見るとパソコンがあるじゃん。ネットがあれば、もう本なんていらないわけよ」 この議論を地でいくのが「中央公論」2010年5月号に載った東浩紀×茂木健一郎対談…

「大学生協の新生活用品カタログ2010」

つれあいが大学生協の「新生活用品カタログ」をもらってきたのだが、そこで紹介されている「おじゃまします。センパイ!」のコーナーが浮かび上がらせる現代大学生の部屋事情に戦慄する。ほぼ同じものがウェブでも公開されている。 http://shinseikatsu.ne.j…