2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
団地の夏祭りが終わった。 自治会長として年間最大の懸案が片付いてほっとした。 午後9時頃おわって、後片付けをみんなでしていて、ぼくは電気のドラムコードなどをしまって戻ってきたら、みんなが遠巻きでみているその向こうで誰かが誰かを大声で怒鳴りつ…
平居謙『「ワンピース」に生きる力を学ぼう!』(データハウス)は、本としてはなかなかにひどい出来だと思うが、マンガ『ONE PIECE』をどうとらえるかということを示唆したという一点において、ぼくにとっては非常に刺激的な一冊だった。「生きる力」をテー…
民医連新聞の2011年7月4日付に「マンガ評論家紙屋さんの『この一冊を読んでみた』」第4回に浦沢直樹(作画)・勝鹿北星(原案)『MASTERキートン』の書評を書きました。 このコーナーは、「新旧」の漫画を紹介していいことになっているので、『MASTERキー…
うつくしいシーンをみたい。きれいなことばをききたい。 そういう動機で漫画を読み、あるいはその漫画に憑かれるということがある。 鎌谷悠希『少年ノート』はまさにそういう漫画である。 「恥ずかしげもなく」 引っ越しをしてきて入学式前に会った男の子。…
14歳の恋というタイトルに何を期待してこのマンガを買うのか。 たとえば浅野いにお『うみべの女の子』だと、中学生がはずみで不器用なセックスをする描写を読むことで、大人がセックスに対して必ずいくらかはもっている「食べ馴れた」感覚をいっさい排除して…
集英社「週刊プレイボーイ」で漫画評を連載します。「この漫画がパネェ!!」というコーナーです。ブログ「たまごまごごはん」の方と交代で書くので、隔週(月2回程度)ということになります。 最初のが掲載されるのは2011年7月4日号ですので、もう発売さ…