2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

萱野稔人『社会のしくみが手に取るようにわかる哲学入門』

「サイゾー」で萱野が連載していたものをまとめた本。 ときどきの社会事象を、わかりやすく大もとから解説する。 「わかりやすく大もとから」というのが、池上彰的なそれではなく、哲学的にやろうという態度。 というのは、初心者の疑問というものはそもそも…

拙著が大学入試の問題に採用

さっき、出版社から通知が来ていて、ぼくの『どこまでやるか、町内会』(ポプラ新書)の文章が鳥取大学の小論文の入試問題に採用されていて、ついては過去問集に載せたいから著作権者として許諾をくれ、ということが書かれていた。 ぼくは知らなかったのだが…

川崎昌平『編プロ☆ガール』

『重版未定』のような話をもっと読みてぇ……と思っていたところに、本書『編プロ☆ガール』が出た! 『重版未定』 - 紙屋研究所 『重版未定』は弱小出版社の話だが、『編プロ☆ガール』は編集プロダクションの話である。 出版社の刊行物における編集業務を手伝…

ビルトインされたポリコレ棒 『ゴールデンカムイ』をめぐって

これなんだけどね。「ゴールデンカムイは少女が性的搾取されないから良い!」という持ち上げ方に疑問を感じる人たち - Togetter 明治時代に北海道で隠されたとされる金塊を争奪する物語、野田サトルのマンガ『ゴールデンカムイ』について。ヒロインのアシㇼ…

伊図透『銃座のウルナ』1〜4

架空の戦役とその退役後を描く伊図透『銃座のウルナ』を今日4巻まで読んだ。 本作はまだ結末を見ていない。ゆえに、作品全体をどうこう言うことは今の段階ではできない。 だけど、結末がどうなろうとも、4巻までで、引き込まれるように読んだことは事実。 …

長谷川摂子『子どもたちと絵本』・せなけいこ『ねないこだれだ』

「マンガをどう語りたいか」という問題についていえば、ぼくはまず文体や語り口へのあこがれから入っている。 よくこのブログで書いているように「関川夏央のように書きてえ」というのが出発点なんだけど、子どもを育てて絵本をいっしょに読むうちに、長谷川…

熊代亨『「若者」をやめて「大人」を始める』

これは俺のことが書いてある本じゃないのか? と思った。 「若者」のやめどきを見失い、いつまでもオタクライフの「最前線」にいるようなつもりになって、そのステージから降りられず、とはいえ実態としてはとっくにそんな第一線からはおいてけぼりをくって…