英語の勉強…というほどではないが、毎週水曜日の日経の夕刊に載る「Step up English」の経済記事をわりと楽しみに読む。経済ニュースってあまり読まないので英語を読みがてらその種の話題を知ることになり、「へえ、そんなことが流行ってんの」とか素直に感心するからである。
4月17日付の記事で水素列車の話が書いてあった。
その中で
East Japan Railway aims to commercialize the first hydrogen-hybrid train, Hybari, in fiscal 2030. The train will undergo testing on local lines in Kanagawa prefecture near Tokyo and elsewhere. Central Japan Railway is also developing hydrogen-powered trains.
という段落があった。
East Japan RailwayはJR東日本とすぐわかるが、「Central Japan Railway」って…?と思っていた。
その矢先。
「ビッグコミックオリジナル」(5月5日号)で永松潔・高橋遠州『テツぼん』を読んでいたら、“JR東海と取引しようとしているアメリカの会社がJR Toukaiと書くのはおかしいのではないか”という話が出てきていた。
実は、この話は前号からの引きで終わっていて、ぼくにとっては謎のまま。「なぜだろう」と思ったままで放置されていたのである。
その答え合わせが今号だった。
主人公の鉄オタ国会議員・仙露鉄男は次のように解説した。
JR東海は海外ではJR Centralという略称を使っているんです。
東海地方と日本の中部地方の太平洋沿いを指す地名で、日本人ならわかりますけど海外の人にはわからないでしょう。
JR東海が社名を英語表記する時は、Central Japan Railway Company.
略してJR Centralにしてるんですよ。強いて訳せばJR中日本って感じですかね。
とあって、「あっ!」と思った次第である。
JR東海のことだったのか。
(最初、「ああ…『JR中央』ってあったんだっけかなあ。確か中央本線とかを所有しているんだっけ…」と真顔で考えていた)