2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧
町内会に代わるものとしての公民館 これは、書評というよりも覚書、メモである。 片野親義『公民館職員の仕事 地域の未来づくりと公民館の役割』(ひとなる書房)に触発された面が大きいが、それから関連書をいくつか読んでいくうちに結びついたことを書き付…
連合赤軍事件をモデルにした実録『レッド』は、第二部も大詰めである。山本直樹『レッド』1巻 - 紙屋研究所 最初の書評でも書いたが、『レッド』は実録に徹している。どんな小さなセリフやしぐさも手記や記録に根拠を求めている。 追い詰められた集団が狂気…
まず「あいりん地区を知る1冊」として 正直なところ、「釜ヶ崎」、あいりん地区がどうなっているのか、ぼくはよく知らなかった。 「日雇い労働者の街」というイメージもあり、少なくともぼくが左翼運動に加わった1980年代にはたしかにそういうイメージ通り…