「福岡民報」で「マンガから見えるジェンダー」を連載

 「福岡民報」2021年5月号(No.1710)に「マンガから見えるジェンダー」という(たしか)3回連載の第1回目が載りました。

 「福岡民報」って福岡県で最も配布されている媒体=号外チラシと思われているかもしれませんが(笑)、ちゃんと定期刊行されているんです!

 海野つなみ逃げるは恥だが役に立つ』について、エンゲルスの『家族・私有財産・国家の起源』や岡野八代『ケアするのは誰か?』に触れて書いています。

 

 

 

 

 

 子育てで(左翼系の)会議を休んだ人が「私用で休みです」と会議参加者に報告されたエピソードから話を起こしています。

 「子育て」や「家事」は「私用」でせうか?

 ましてやコミュニストからみて。

 

 

 

 岡野八代が「前衛」のインタビューで答えていましたけど「今日の夕飯何がいい?」と聞かれて「何でもいいよ」と言われる、献立を考える大変さを共有してもらえない、あの感覚についての発言が印象的でした。

 『Who Cares?』は社会への問いかけ的な「誰がケアを担うのか?」という大きな話だけでなく、もう一つ、「えー…、そんなの君が考えてよ。私の仕事じゃないもん」と言い捨てられる感覚。あの、ケアは「誰か他の、自分でない人がやってくれる」という感覚。