「週刊ポスト」2022年6月24日号で「夫婦で『やめる』と幸せになる111の秘訣」特集のうち「ほんとに面倒な人間関係10と『距離を取る』『縁を切る』これが正解!」の章(すごいタイトル…)で、『“町内会”は義務ですか?』の著者としてコメントしました。
町内会関係の本を出していることから、なぜかリタイア後の人間関係の「断捨離」という角度からのコメントを求められることがしばしばあります。
これだけ繰り返し特集が組まれるのは、本当にみんな悩んでいるということですね。
「町内会」という角度とは全く別に、リタイアと引越しを一体にして、それまでのしがらみを一気に断ち切ってしまうという「リセット」をやる人をけっこう見てきました。その条件さえあればこれが一番効くとは思いますね。
人間関係の断捨離ができないのは、現存する人間関係との間で軋轢やストレスなしにそれを解消したいというのがいちばんの欲求であって、だからこそ「しがらみ」なわけです。軋轢が怖くない人は、堂々と町内会も退会するし、地域団体などの不要な「役」も遠慮なく断るでしょう。そういうきっぱりした選択ができない人は、フェードアウトするしかない。
その上で、引越しは「まあ引越しじゃしょうがないね」というわけで、円満に「断捨離」できる最強の武器です。しかしこれをやれる条件のある人は本当に少ないですよね。家や土地なんぞ持っていたら、なかなか難しい。
ところで、この号には「参院選大予測」として各党の議席予想が載っています。
個人的には共産党の議席予想が気になるわけですが、「どうしてこういう数字になるんだ?」と不思議な気持ちです。