昨日の記事で、「ご飯論法」をやっている政権はコントっぽいということを言いいました。
2007年にサンドウィッチマンがM1グランプリをとった時のネタ、ピザ屋の配達の冒頭は、ぼくは「ご飯論法」っぽいなといつも思っています。
ピザ屋の店員である富沢が1時間もたってお客(伊達)の家にピザを配達してくるところからコントは始まります。
伊達「おせーよ。こっちは1時間待ってんだぞ」
富沢「すいません、迷っちゃって」
伊達「迷うって、道一本じゃねーか」
富沢「いや、行くかどうかで迷っちゃって…」
これは「迷う」という言葉をすり替えています。「道に迷う」という意味を「行くかどうかで迷う」という意味にすり替えています。「ご飯」という言葉を「食事」という意味から「米飯」という意味にすり替えている「ご飯論法」そのものだと思うんですよね。
ぼくがスピーチで例に挙げた「文書の破棄を確認した」という財務省の局長だった佐川の言葉はどうか。「確認した」というのは、本来「文書の破棄を現認した」という意味のはずなんですが「一年たったら文書を破棄するというルールの確認をした」という意味にすり替えています。