「週刊アスキー」で「私のハマった3冊」を書きました

 「週刊アスキー」2010年12月14日号に「私のハマった3冊」を書きました。今回は恋愛や心理を対象化して、まるで客観物のように冷静に観察する3冊を選びました。

 ぼくが選んだのが同誌の別のページでも別のライターさんが紹介していて、「アスキーはどんだけこのマンガをフィーチャーしてんだ!」と思った人もいるかも。

 80年代の後半に、ぼくは私淑する高校教師に会いに上京したことがあった。そのときに、マルクス主義みたいな社会を大きくとらえるものと、フロイトみたいに個人の精神の微細さをとらえる二つの次元の目が必要だよねと言われたことがあった。
 そのときは、あっそうだよねと思ったんだけど、そのあとすぐに始まった大学での学生運動によって社会を大味に語ることばかりに追われる日々となってしまい、この教師の話はすっかり忘れていた。

 「社会の心理学化」という言葉があるけども、「私」のような微細なものと、「社会」のような大きなものを結ぶものがほしい。その両者が分裂し続けてきたことが自分の学生運動を貧しいものにしてきたし(無駄だった、とかいう意味ではない)、今もそのことは追求しているテーマでもある。