宿直は英語でなんというか

 英語を勉強していると言った。

 どうでもいいことだが、英語で手帳をつけてみようという本はいくつかあって、そのうちの一つを読んで、無理のない範囲でやっている。

 ぼくは「宿直」をする時があるのだが、「宿直」は英語でなんというのであろうかと思い辞書を引く。

night duty

であった。

 いやいやいや…と思った。なんかの間違いでは。しかし例文はどれを見てもnight dutyばかりである。

 night shiftというのもあったが、これが昼・夜勤があってそのうちの夜勤というような意味だから、違う。

 え、いや…しかし…night dutyですか。

 night duty…。

 night dutyをためらってしまうのは、dutyに「義務」という語義の印象が強いからである。

 「夜の義務」…。「夜のおつとめ(はぁと)」みたいなニュアンスになっちゃう。

 が、それは完全に中二病

 「服務」「任務」という語義があって、「夜間服務」という感じに解すれば「なんでもない」のである。