2012-12-29から1日間の記事一覧

坂口安吾・近藤ようこ『戦争と一人の女』

類型的な戦争観への疑問が出発点 『戦争と一人の女』は、第二次世界大戦の最末期、空襲にさいなまれる街の一軒家で、かつて水商売をしていて妾や女郎の経験もある「淫奔」な女と、それと同居する野村という男が生活をする話である。 坂口安吾の3つの小説を…